こんにちは! Web心理マーケターの鈴木 公(@KouShinri)です!

ビジネスやマーケティングの現場で日々集まってくる様々なエクセルデータ。そのデータ情報を基に、過去の振り返りや、将来における予測分析をしたいものですよね。

今回は、データのばらつき具合を知る「標準偏差」の求め方を、簡単にご紹介していきます。

ちなみに、この「標準偏差」は基本中の基本でもあり、データの数字が普通なのか非凡なのかが分かる数値。データを客観的に見れるようにするためにも、重要な指標の1つですね。

では早速、エクセルでの標準偏差の求め方を見ていきましょう!

データは下図をサンプルに、「STDEV.P」と「STDEV.S」の関数に分けて求めていきます。

エクセル関数で標準偏差を求める

データ全体での標準偏差を求めたいなら関数「STDEV.P」

このサンプルにあるデータ(月~日曜日)が全部だとして、そのデータ全体の「(標本)標準偏差」を求めたい……!

そんなとき使うエクセル関数が、この「STDEV.P」。

この関数の使い方は簡単で、STDEV.P(データ範囲)です。今回のサンプルでは、「fx=STDEV.P(B2,B8)」となります。

実際に、先程のサンプルエクセルデータを基に計算した結果が下の図です。

エクセル関数STDEV.Pで標準偏差を求める

データ全体の標準偏差は約「35.17」となりました。

サンプルデータから母集団の標準偏差を求めたいなら関数「STDEV.S」

次に、関数「STDEV.S」を見ていきましょう!

今回のサンプルデータが、全データの中から一部を取り出した数値と考えて、母集団の「(不偏)標準偏差」を求めていきます。

この関数「STDEV.S」は先ほどの使い方と同じです。STDEV.S(データ範囲)です。今回のサンプルでは、「fx=STDEV.S(B2,B8)」となります。

そして、また実際にサンプルデータを基に計算した結果が下の図です。

エクセル関数STDEV.Sで標準偏差を求める

サンプルデータを基に計算した母集団の標準偏差は約「37.98」となりました。

データの数値の違いは公式の差

さてここで、関数「STDEV.P」と「STDEV.S」による数値の違いがお分かりかと思います。

それはなぜか? 公式の差があるからですね。

関数「STDEV.P」は(標本)標準偏差で、ここで使う公式は、

標準偏差の公式

また、関数「STDEV.S」は(不偏)標準偏差で、使う公式は、

不偏標準偏差の公式

となります。「n」か「n-1」かの差があり、数値の違いがあるんですね。

ただし、ビジネスやマーケティング上では、ある程度多くのデータが集まります。基本的には誤差は少なくなるかと思いますが、公式の違いによって、得られる「標準偏差」の数値が違うことを理解しておきましょう。

まとめ

今回は、エクセルで簡単にできる「標準偏差」の求め方をご紹介しました。

データ比較の際にも、何かと利用される「標準偏差」。もちろん、RFM分析や回帰分析などと比べると、実際に使うことは少なくなりますが、基本的な知識は押さえておきたいですね!

さて、もう一度、「標準偏差」のエクセル関数の使い方を振り返ってみると、

エクセルでの「標準偏差」の求め方
  1. 関数「STDEV.P」……データ全体での標準偏差を求める
  2. 関数「STDEV.S」……サンプルデータから母集団の標準偏差を求める

この2つの関数がありましたね!

R言語やBIツールも含め、エクセルでもデータ分析で効率化できるところは簡略していきましょう。

今回の記事を通して、あなたのビジネスやマーケティング関連が少しでも売上アップ・時間削減等に繋がれば嬉しい限りです。